☆★サンテ通信6月号のお知らせ★☆彡

食中毒は、飲食店などの外食で発生しているだけではなく、家庭でも発生しています。家庭では、症状が出ない家族がいたり、症状が軽いなどで、食中毒と気付かないこともあるようです。
食中毒は、その原因となる細菌やウイルスが食べ物に付着し、体内に侵入することにより発生します。「つけない」「増やさない」「やっつける」の3原則で、食中毒を防ぎましょう。

食中毒を予防するには

その1 つけない=洗う!分ける!

食中毒の原因菌やウイルスを食べ物に付けないように、調理を始める前、生の肉や魚、卵を取り扱う前後、食卓につく前、残った食品を扱う前などは、必ず手を洗いましょう。
また、調理器具にも注意が必要です。例えば、生の肉や魚を使ったまな板などは、使用の都度きれいに洗う(できれば殺菌もする)、焼肉の際は、生の肉をつかむ箸と焼けた肉をつかむ箸を分けるなどです。
食材を保管する際も、細菌が付着しないように、ラップをかけるなどすることが大事です。

その2 増やさない=低温で保存する!

細菌の多くは、高温多湿な環境で増殖します。10℃以下では増殖がゆっくりとなり、マイナス15℃以下では増殖が停止します。付着した菌を増殖させないためには、低温で保存することが重要です。生鮮食品やお惣菜は、購入後できるだけ早く冷蔵庫に入れる、また早めに食べることが大事です。

その3 やっつける=加熱処理!

ほどんどの細菌やウイルスは過熱によって死滅します。肉や魚、野菜なども加熱して食べれば安全です。
肉料理は、中心部までよく加熱します。中心部を75℃で1分以上加熱することが目安です。

ウイルスの場合は、調理場内へウイルスを「持ち込まない」、「ひろげない」ことが重要です。

今回のクイズの答えは、ホント!です。

物の硬さを測る単位に「モース硬度」というものがあります。
鉄のモース硬度は「4」で、歯のエナメル質は「7」です。よって、歯(のエナメル質)は鉄より硬いということになります。
余談ですが、歯を削るための道具はダイヤモンドの粉でできているそうです。ちなみに、ダイヤモンドは、モース硬度10です。
しかし、人の歯のエナメル質は不完全な結晶体であるため、壊れやすく、酸や虫歯菌(ミュータンス菌)に弱く、エナメル質を溶かされ虫歯になってしまうため、歯磨きなどで予防することが大切です。

毎年、6月4日~10日は「歯と口の健康週間」です。
歯の力、口の役割には、食べる(食べ物をかみ砕く)、話す(発語を助ける)、表情を作る、からだの姿勢やバランスを保つ役割があるそうです。
歯の健康を保つことは、からだ全体の健康を守ることにも繋がります。何歳になっても、「元気に会話ができる」「おいしく食事がとれる」日常を送れるよう歯と口の健康も心がけたいですね。

参考:政府広報オンライン「食中毒予防の原則と6つのポイント」