今回はグリーン薬局をご紹介いたします

グリーン薬局は、茨城県日立市にある、皮膚科に特化した薬局です。皮膚科特有ですが、通年通して忙しい薬局です。
これから秋冬にかけては、夏向けのさっぱりタイプの保湿剤から、乾燥する季節に合わせてしっとりタイプの保湿剤に変わっていきます。お正月明けには、花粉症の患者様が増える時期となります。

来局者が多いグリーン薬局ですが、薬局は決して大きい造りではありません。しかし、待合室が混みあうことが少なくスムーズに流れている印象があります。そこには様々な工夫がありました。

薬局長の山田さんに、局内での取り組みについて聞きました

お薬を安全に、そしてお待たせする時間を減らすために

事前に確認しなければならない事項を、アナログではありますが紙のアンケート用紙に記載していただいています。このアンケート用紙があることで、スタッフ間で瞬時に共有でき、問い合わせ等もスムーズにでき、安全にお薬をお渡しすることができています。
また、混合する塗布薬は処方せんを受け付けてからお作りしています。種類が豊富なため、過誤のないように、また素早く混合できるように、調剤室内の薬の配置にも気を配っています。

患者フォローアップ

帯状疱疹やヘルペスの患者様が増えているように感じます。他にも、特に注意が必要と感じる場合は、副作用が出ていないかなど後日確認させていただいています。副作用だけでなく不安に思っていることなどを解消できるお手伝いができているのではと感じています。少しでも気になることがあれば、すぐに相談していただける関係を築いていけたらと思っています。

局内ミーティング

月に1回のミーティングで、ヒヤリハットとプレアボイドの事例の共有を行っています。在庫していない薬品の情報にも触れることができるため、知識を増やすことができています。今回は、自店でも注意が必要なイベルメクチンについて、どこに注意が必要であるかなど例題を出して話し合いました。

薬局に行ってみて・・・

お待たせしない工夫も大切ですが、直接肌に塗るお薬を混ぜて作っているので、薬局内の清潔さも重要です。調剤室内の整理整頓には本当に惚れ惚れします。いつ行っても綺麗なので、整理整頓下手な筆者からすると頭が上がらない状態。基本的なことをコツコツと取り組んでいける姿勢は素晴らしく、日々の業務に活きているなと感じました。
これからのグリーン薬局の活躍に乞うご期待!です。