☆★サンテ通信10月号のお知らせ★☆彡

癒しを与えてくれる大切な「おやつ」の時間。
一方で、カロリーのとり過ぎにつながったり、太るなどのマイナスなイメージがもたれることもあります。
今回は、食欲の秋にちなんで、体にやさしいおやつのとり方を考えてみました。

幼児の「おやつ」は大切な栄養源

乳幼児のおやつ(間食)の目安量

1歳半以降の子どもにとって、おやつは必要なエネルギーを補う「第4の食事」です。 何をどれくらいあげればいいのでしょうか。

1~2歳児は、1日の推定エネルギー量の10~15%で、約100~150kcal。3~5歳児は、10~20%で約150~250kcalです。
食事ではとりにくい、牛乳や乳製品、野菜・果物を積極的にとり入れると良いでしょう。エネルギー不足を解消するには、パンケーキや焼き芋などの穀類やイモ類などもおすすめです。

ポイントは「食事に響かない量」

食事との間隔が2~3時間あくようにしましょう。「今日の分」など、食べる量だけお皿に出すのがおすすめ。おやつを食べすぎて食事量が減ってしまわないように、おかわりはさせないようにしましょう。

おやつは高齢者の食事補助としても必要

高齢者の低栄養予防

年齢を重ねるにつれ、食欲を感じない時があるなど、食が細くなる傾向にあります。
「低栄養」とは、必要な量の栄養素がとれていない状態を言います。
1度に何品もの食事をとることが難しい場合は、1日を通して必要な栄養をこまめにとることを心がけましょう。

高齢者が不足しがちな水分を補給する

高齢者の水分不足には、いろいろな原因があります。
 ・加齢による、体の水分保持機能の低下
 ・腎臓機能の低下による頻尿
 ・のどの渇きを感じる機能の低下
 ・糖尿病・高血圧などの疾患や、薬の副作用によるもの

自分では気づかないうちに水分が不足していることもあるため、 おやつの時間を「お茶の時間」と考えて、おやつと一緒にお茶・牛乳などの水分を積極的にとるのもおすすめです。

コミュニケーションがとれる

高齢者にとって、他の人と一緒に食べる楽しい「おやつタイム」には、こんなメリットがあります。
 ・家族や友人とコミュニケーションがとれる
 ・毎日の生活にハリがでる
 ・脳の活性化につながる
 ・孤独感の緩和

乳幼児のおやつと同様、昼食・夕食に影響しない程度の時間配分で、14時〜15時くらいにとりましょう。
高齢者の場合は、おやつで満腹になってしまうと夕食の食欲に影響し、かえって栄養不足の原因になります。
また、高血圧・糖尿病・肥満などの疾患のある方は、疾患の状態に合わせて塩分・糖分などに注意が必要です。

とり方を工夫して、大好きな「おやつ」を楽しみましょう。

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