今回は、茨城県ひたちなか市にあるファースト薬局高場店に行ってみました。ファースト薬局高場店は、グループ内では唯一『小児科』に特化した薬局です。そして、『初』づくしの薬局でもあります。
『ドライブスルー型調剤薬局 1号店』
『薬局長をファーマシーパートナーが務めている 1号店』
サンテグループでドライブスルー型を計画した当初は、本当に活用できるのかという不安要素もあったのですが、結果として「小児科には必須である」と実感することになりました。具合の悪いお子さんを連れて受診し、その後移動して薬局で薬を貰って帰るということは大仕事です。移動の手間が省けることや、待ち時間を車の中という個人的な空間で待つことができるという点は、保護者の方の負担軽減に一役買っているのではないでしょうか。
また、グループ内で初めて薬剤師でないファーマシーパートナー(医療事務)が薬局長に就いている店舗です。今までの固定概念にとらわれることなく進化したサンテグループという印象を持ちました。
薬局長をはじめスタッフ全員が、常に前向きで新しい取り組みを企画しチャレンジしています。どのような工夫があるのか、薬局長に話を聞きました。
薬局長の佐藤さんに、薬局での取り組みや気をつけていることを聞きました
小さいお子様が来局されますので、細部にまで注意を払っています
まず大前提として、薬局内で危険な場所が無いかは常に確認しています。棚やテーブルの角など危ない箇所は保護をする、OTC医薬品などは手が届かない場所に配置するなど様々な工夫をしています。OTCにおいては、スペースの関係上、すべての商品を陳列できるわけではないため、POPでご案内する工夫もしています。
また、お薬を受け取る保護者の方に不安な点が残らないよう気を配ることを大切にしています。
失敗を活かす、必ずミーティングにて改善策を話し合います
新しいことを始める時、失敗をしてしまった時、何かあるごとにミーティングを持つことにしています。通常、朝礼で連絡事項などの情報共有やコミュニケーションは取れていますが、ミーティングで意見を出し合うことにより、より良い薬局を作ることができています。
ミーティングの一例ですが、FAXなどで処方せんを送っていただき調剤した際は、すぐにお渡しでは無いため『冷所あり』などの札を活用していたのですが、その札をリニューアルした際に『不足薬』についての札も作成しなおすことになりました。今までより使いやすい・スタッフ全員がひと目で分かる良いものが出来上がりました。
常に新しいことを見つける
12月から本格化されるマイナンバーの保険証利用ですが、利用促進のためにドライブスルーの窓口用にも設置しております。
コロナ・インフルエンザの抗原検査キットも、流行し始めると在庫が薄くなってしまいます。必要な時にお買い求めいただけるよう情報収集も大切にしています。
また、ファースト薬局高場店では、kakariというアプリの利用をおすすめしています。こちらのアプリを使用して、処方せんの写真を撮影し送信していただくことで、スムーズにお薬をお渡しすることができます。処方せん送信をしていただいた後にドライブスルーをご利用いただきますと、病院を出てからご自宅まで車から降りずに完結していだくことが可能です。
また、アプリ内でチャット機能がございますので、気軽にお問合せいただくことが可能です。
ファースト薬局高場店のkakariは、こちらの2次元バーコードからご登録をお願いいたします。
薬局に行ってみて・・・
サンテグループの中でも、特に接遇が優れていて人の優しさがにじみ出ているなと感じる薬局です。
ファースト薬局高場店でのドライブスルーの成功があったから、その後2号店が誕生しています。初めに挑戦する薬局は、様々な苦労や失敗などの経験を経てノウハウが出来上がるものです。新しいことに挑戦できる、より良い薬局にしていこうという前向きな努力は応援したくなるものですよね。また、細部にまで気配りができる薬局長を筆頭にスタッフ全員が、こうしたらもっと良くなるというアイデアを常に出し合っている様子は感服するばかりです。
これからも進化し続けるであろうファースト薬局高場店に、乞うご期待です!