現在、サンテグループの医療事務は3つの社内資格を取ることができます。
処方入力業務やレセプト請求業務など調剤報酬に関する点数の知識が豊富な『A医療事務』、薬剤師の補助として調剤補助や在庫管理などを行う『A調剤事務』、サイバーセキュリティ対策としてネットワークトラブルなどに対応できる『ネットワーク管理者』という3つの社内資格があります。

今回は、業務の中でも一大イベントの『棚卸』における、A調剤事務の活躍に注目しました。在庫管理において最も重要な棚卸を、どのように進めているのでしょうか。

*社内での資格試験を突破したA調剤事務の仕事内容は、こちらの記事で紹介していますので、こちらもご覧ください。

調剤事務の重要な業務の一つである在庫管理。
在庫管理というと、日々の発注業務やデッドストックの管理、棚卸などが上げられます。
棚卸はその日だけ在庫数を数えたらOKという業務ではありません。在庫のズレを未然に防ぐため棚卸当日に薬品の仕入れをせずに済むよう薬剤師と相談し在庫の調整を行ったり、棚番の再確認をするなど、当日の計数作業をスムーズに進めるために棚卸前の準備がとても重要になります。

棚卸当日の様子は?

棚卸当日は、まずは全ての薬品を計数して作業表に記入していきます。医薬品数もさることながら分包機で管理している医薬品を計数する作業が、とても大変です。
計数された薬品から、在庫システムに数量を入力していき、現在庫と差異が無いかを確認します。差異があるものに関しては、数えなおしを行います。それらを繰り返し、正しい在庫数を記録していきます。

調剤事務が行う業務は、『縁の下の力持ち』な作業がとても多いです。在庫数の管理に関しては、季節や流行も加味し来局予想のもと欠品のないよう在庫を確保しておきます。来局してくださる患者様へご迷惑をおかけしないためにも重要な業務の一つです。棚番や伝票、備品の管理などは、直接患者様へ関わりの無い作業ではありますが、整っていると日々の業務が各段にはかどります。

大型店であるホーム薬局では、棚卸前に作業手順書を準備し周知しておくことで、当日はスムーズに作業を進めていました。薬剤師との協力により、一大イベントも無事に終えることができました。