秋らしい気候になり、まさに『食欲の秋』到来です。
何をどう食べるかによって、老化の進行が変化するのはご存じですか?
この秋は、バランスのとれた食事に加え「AGEを増やさない」ことにも気を配ってみませんか?
糖は、生命を維持するためには必須のエネルギー減です。ただし、必要以上にとり余ってしまった糖はタンパク質と結びつき、最終的にはAGE(終末糖化産物)という物質に変化してしまいます。この物質は、分解されにくく蓄積することにより、肌や骨、血管などの老化が進みやすいとされています。
特に、清涼飲料水やスポーツドリンク、ファストフードなどのとり過ぎには注意が必要です。
今月のサンテ通信は、AGEについてのお話です。
サンテ通信10月号
『体がこげる』とは?
『体がさびる』という表現を聞いたことはありませんか?
活性酸素の量が増え、過剰になり体内が酸化=さびる状態のことを現しています。ストレスを溜めない、軽度な運動、抗酸化作用のあるビタミンACEをとりましょうなどと言われるものです。
その他に、糖化によって『体がこげる』という表現も使われます。どちらも老化に関するキーワードとして使われますが、体のサビとコゲは日常生活を送っているだけで増えてしまうものなので、ある程度は仕方がないものです。少しでも、蓄積するスピードを抑えることができると良いですね。
体内でできるAGEの量とは?
AGE値を測定するには、血液から調べる方法と測定器を使用して調べる方法があります。
体内でできるAGEの量は、「血糖値×持続時間」であらわすことができます。血糖値が高いほど、体の中で糖とタンパク質が結びついて多くのAGEが発生します。そして、糖にさらされる時間が5年、10年と長くなればなるほどAGEは溜まり続けます。
また、AGEを多く含む食べ物を頻繁に食べると、それだけ蓄積量が増えていきます。
参考:AGE測定推進協会「AGEとは?」
10月号のクイズはこちら♪
答えは、③コーラ500ml 1本
コーラをはじめとする清涼飲料水に含まれる糖質は消化吸収しやすく、体内に入るとすみやかに血糖値を上げます。
特に冷たい飲み物は甘さを感じにくいため、大量の糖質が含まれていることが多いです。
清涼飲料水はAGEを増やす
ジュースや炭酸飲料、お菓子、缶詰などの甘味づけに使われる甘味料は、ブドウ糖の10倍の速さでAGEが作られます。成分表示に「果糖液糖」「果糖ブドウ糖液糖」「異性化糖」などと書かれている場合は、注意が必要です。
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