新年度が始まりました。
この時期は、身の回りを整え、見直してみる良い機会ではないでしょうか。
結城市にあるひまわり調剤薬局では、東日本大震災以降、災害時の備えとして太陽光発電と蓄電設備を設置しております。

通常、薬局では、予期せぬ停電や異常が発生した時にコンピューターのデータを守るため無停電電源装置を設置しています。この装置は、一定時間電力を供給し続けることで、機器やデータを保護することを目的としています。
一定時間とは30分程度で長時間にわたる停電に対応できるものではありません。
薬局では、患者様一人ひとりの薬剤服用歴をもとに安心してお薬を使用していただけるよう努めています。しかし停電時にはいつもご利用の患者様でも確認が難しくなります。また薬局では、糖尿病治療薬であるインスリンをはじめ、冷蔵保管が必要な医薬品を数多く扱っています。調剤機器も電気がなければ動きません。小さなお子様は散剤(こなぐすり)を体重にあわせて調製しますが、そういったこともできなくなります。
停電は薬局にとって大きな脅威です。
災害はある日突然起こります。ひまわり調剤薬局では、非常時でも地域の医薬品供給拠点として可能な限り役割を果たせるよう、太陽光発電と蓄電設備を導入することにしました。
大規模災害などで電気の供給が行われない場合、ひまわり調剤薬局では太陽光発電の設備で最低限の機能が維持されますが、多くの店舗では設備はありません。電力が使えない場合において、目で見て確認ができるお薬手帳やお薬の説明書が役立ちます。完全に紙データを破棄してしまうのではなく、直近の分は取っておくことをおすすめいたします。