自分の血圧の状態を把握していますでしょうか?
血圧を測る習慣はありますか?
血圧は朝~昼~夜~就寝中と1日の中で変動しています。健康診断や診察などではいつも正常値でも、仕事中など検査時以外の時間帯に実は血圧が高かったという仮面高血圧という場合があります。
血圧が高い状態は、循環器の病気に罹りやすいということが分かっています。将来のリスクを回避するためにも、ご家庭で血圧を測ってみませんか?
【サンテ通信 2月号】
高血圧の原因は?
高血圧を予防・改善するためには、生活習慣を見直すことから始めましょう。
定期的にウォーキングなどの有酸素運動でからだを動かすことは、血圧を下げる効果があるだけでなく、肥満の防止・解消にも効果的です。また、塩分の取り過ぎはさけて、バランスのとれた食生活を心がけることも大切です。
また、暖かいところから、急に寒いところへ行くと血管が収縮し血圧が上がります。治療中の方は、室温と外気温の差がなるべく少なくなるよう、暖かい室内から外にでる時は1枚アウターを羽織ってから出るなどの気を配りましょう。お風呂でのヒートショックにも注意が必要ですね。
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クイズの答えは、1.しいたけ
しいたけに含まれる高血圧予防に良い成分
【カリウム】
しいたけには、カリウムが豊富に含まれており、体内のナトリウム(塩分)を排出する働きがあります。これにより、血圧を正常に保つのに役立ちます。
【食物繊維】
しいたけの食物繊維は、腸内環境を整えるだけでなく、コレステロール値を下げる効果があります。コレステロール値が下がることで、血管の健康が保たれ、血圧の上昇を防ぎます。
【ビタミンD】
しいたけはビタミンDの供給源でもあり、ビタミンDは血管の弾力性を保つのに役立ちます。血管が健康で柔軟であることで、血圧の上昇を防ぐことができます。
【エリタデニン】
しいたけ特有の成分であるエリタデニンは、血液中のコレステロールを減少させ、血圧を下げる働きがあります。
しいたけを簡単に取り入れるためのコツ
【毎日の食事にプラス】
味噌汁やスープ、炒め物にしいたけを加えることで、手軽に食物繊維やカリウムを摂取できます。
【乾燥しいたけの活用】
乾燥しいたけは保存が効き必要な時に使いやすいので、ストックしておくと便利です。
旨みを引き出すには、冷水でゆっくり時間をかけて戻すのがポイントです。最初に全体をサッと水洗いしてから、ボウルなどに入れ、かさを上向きにしてかぶるくらいの冷水に浸し、ラップをかけて冷蔵庫へ入れます。かさの厚さによって戻し時間が異なりますが、肉厚のもので半日~1日程度、薄いもので約4~5時間が目安です。
参考:1UPきのこファクトリー「高血圧予防にしいたけを取り入れよう!」
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