毎日元気に過ごすために、今回は「低栄養」についてのお話です。
低栄養になると、合併症の増加、けがが治りにくくなる、死亡率の増加など様々なリスクが高まると言われていることから、特に高齢になるについて低栄養の予防が重要になります。
低栄養は少しの心がけで予防することができますので、まずは自分の状態をチェックすることから始めましょう。

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低栄養となる主な原因は?

□高齢者夫婦世帯や独居世帯による孤食
□味覚や嗅覚の低下
□身体活動量の低下
□咀しゃく・嚥下(えんげ)等の口腔(こうくう)機能の低下

上記のなかで☑チェックが入る項目はありましたか?
低栄養の原因のうち、咀しゃく機能の低下は、食品の摂取に大きな影響を及ぼすことが分かっているそうです。

今までは「たくあん」や「さきいか」など噛み応えのある食べ物が好きだったのに、最近は食べなくなったな・・・などの気付きがあった場合は、注意が必要です。
咀しゃく機能が低下してしまうと、食べ物を上手に飲み込めなくなったり、飲み込んでも食べ物が口の中に残るなどして食事に時間がかかるようになります。そうすると食事の量が減ってしまったり、食欲が落ちる原因になります。
気になった場合は、歯科医院への受診を検討してみましょう。

秋が旬の食材で栄養を摂ろう!

かぼちゃ

かぼちゃは、抗酸化作用をもつ「β-カロテン」が豊富。抗酸化作用で免疫機能を整えたり、動脈硬化や老化を予防することが期待できます。
β-カロテンは、体内でビタミンAに変換されます。ビタミンAは、目の機能、皮膚や粘膜の健康を保つために必要なビタミン。皮膚の乾燥予防や肌荒れ予防にも効果が期待できます。
【調理法は?】
かぼちゃに含まれるビタミンや食物繊維は水溶性なので、茹でる場合はスープなど汁ごといただける料理がいいですね。また、β-カロテンは油と一緒に摂ることで体内への吸収率がアップするため、揚げる・炒める調理がオススメです。

さつまいも

さつまいもは、豊富な食物繊維とビタミンCが魅力的な野菜。水に溶ける水溶性食物繊維と、水には溶けない不溶性食物繊維の2種類が含まれています。水溶性食物繊維は腸内環境を整えてくれて、不溶性食物繊維は便のかさを増やし、腸を刺激して排便を促してくれます。また、老廃物の排出を助けてくれる「ヤラピン」も含まれており、腸を整えてくれて便秘の予防に効果が期待できます。
「ビタミンC」も豊富。ビタミンCは言わずと知れた肌の健康にはとても大切な栄養素。皮膚や細胞のコラーゲンの合成に不可欠です。他にも、免疫機能を強化してくれて、病気への抵抗力を高めてくれます。
【調理法は?】
かぼちゃ同様に水に溶けやすい栄養素を含んでいるため、焼く・炒める・蒸すなどの調理法が適しています。効率的に栄養素を摂るためには、皮ごと食べる焼き芋がオススメです。
*さつまいもを切った時に水にさらす際は、10分程度にとどめてください。栄養素が水に流れ出てしまうため注意が必要です。

正解は、ホント!

春のスギ花粉の場合は、花粉粒子径が大きいため、鼻粘膜に留まりやすく、下気道への影響は少ないとされ、そのため春の花粉症は鼻水やくしゃみが代表的な症状とされています。
一方、秋の花粉症の原因のひとつ、ブタクサ花粉は花粉の粒子が小さいため、気管に入ってぜんそくのような症状を引き起こすケースもあります。

風邪をひいたかな?と思っていても、咳が長引く場合は、もしかすると秋の花粉症の可能性もあるかもしれませんね。

参考:アレジオン「春だけではなかった!知っておきたい秋の花粉症」より