今回はくわのみ薬局をご紹介いたします

くわのみ薬局は、茨城県結城市の住宅地の中にある薬局です。
結城市といえば、結城紬が有名ですが、蔵つくりの建物が残っていて風情豊かな街並みが特徴的です。
薬局は、オレンジ色の片屋根と大きな窓が印象的な温かみのある建物です。

くわのみ薬局は、「地域に根付いた薬局」という印象を持ちます。
発熱外来もあるため忙しいのですが、家族の処方せんを持ってきてくれる患者様も多いそうです。
どうしてそのような印象を持つのか、紐解いていこうと思います。

薬局長の後藤さんに、どのような取り組みをされているのか聞きました

「地域に根付いた薬局」という印象を持ちますが、何か特別に取り組んでいることはありますか?

患者様お一人お一人が様々な要望をお持ちなので、できるだけ応えるべく対応しています。
特に心がけていることの一つとして、一包化の対応があります。分包の方法や印字の内容など、その患者様に一番適した方法で作成しています。患者様に喜ばれお薬の飲み間違い防止に役立っているので、出来る限り要望に応えたい一心で行っています。
また、処方箋が無くても立ち寄って下さる方もいて、気軽に立ち寄れたり相談出来る場所という印象を持って頂けているのかなと思っています。

きめ細かい対応をしていて時間もかかるかと思いますが、患者様をお待たせしない工夫はされてますか?

特別にお待たせしない工夫をしているとは思いませんが、患者様から「後で来るので作っておいて」などの言葉を頂き、患者様自身が時間をコントロールして下さっていると感じます。薬局としても患者様のご提案に助けてもらっている次第です。
また、薬剤師が準備している間に、医療事務を担当するファーマシーパートナーが親しみを感じる対応、接客をすることで、”待たされている感”が和らいでいるのではないでしょうか?

最後に、他に何か取り組んでいることはありますか?

薬局の待合室には一般用医薬品や商品を置いています(以後 OTCと表記)。
OTCは、こまめに売り場の管理や商品入れ替え、配置変更などのメンテナンスをしています。毎月来られる患者様にも、飽きのこない売り場を楽しんで頂ければと思っています。
細かく見てるからこそ質の高い商品説明、接客が実現できています。
”タンパク質”を勉強しているスタッフが、お年寄りのタンパク質不足に伴う摂取方法や筋力低下などの相談に乗っている姿をよく見かけます。ご高齢の患者様からとても喜ばれていますね。

薬局に行ってみて…

くわのみ薬局は、患者様に接する態度や仕事に向き合う姿から「一つ一つを丁寧に行う」印象を持ちます。それは、薬局に来ていただく方に対する優しさのあらわれだと感じます。
薬局内には、こんな工夫もありました。

待合室の掲示物に「肩こり予防体操」がありました。待っているだけ・・・って、とても疲れますね。
”待っている間の3分間で肩こり予防”はいかがでしょう♪
こんなところにも、優しさを発見しました。

処方せんがなくても立ち寄ってくださる方はどんな方なのか聞いてみたところ、薬の相談や病気の相談をする方、飲み物やOTCなど食品だけを買いに来てくださる方、野菜だけを置きに来たり(いただくことが時々あります)、少年がトイレだけ借りに来ることもあるそうです。
ふらっと立ち寄っていただける薬局は、とても素敵だなと感じました。
これからも、くわのみ薬局の活躍に乞うご期待!です。