季節性インフルエンザの流行時期に突入しました。
今回は、インフルエンザにかからないためには、どうしたらいいのか?を考えてみましょう。
流行前のワクチン接種
インフルエンザが流行する前に、インフルエンザワクチンを接種すると、感染後に発症する可能性を低減させる効果と、発症した場合の重症化防止に有効と報告されています。
外出後の手洗い
流水・石鹸による手洗いは、手指など体についたインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法であり、インフルエンザに限らず接触や飛沫感染などを感染経路とする感染症の対策の基本です。
また、インフルエンザウイルスにはアルコール製剤による手指衛生も効果があります。
手洗い方法のおさらい!
適度な湿度の保持
空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つことも効果的です。
十分な休養とバランスのとれた栄養摂取
体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を日ごろから心がけましょう。
インフルエンザを予防するために、気にかけたい栄養素
ビタミンA
ビタミンAは粘膜を正常に維持するのに必要な栄養素です。のどや鼻の粘膜のウイルスに対するバリや機能を維持するためにも不足しないようにする必要があります。
ビタミンC
ビタミンCは、皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、抗酸化作用を持つ栄養素です 。
ビタミンD
日光に当たって、ビタミンDを体内で合成させることもオススメです。ビタミンDは、免疫力を高めてくれる栄養素の一つ。食事から摂取する場合は、サケ、イワシなどの魚介や、きくらげなどのきのこ類に多く含まれます。
人混みや繁華街への外出を控える
インフルエンザが流行してきたら、特に御高齢の方や基礎疾患のある方、妊婦、体調の悪い方、睡眠不足の方は、人混みや繁華街への外出を控えましょう。やむを得ず外出して人混みに入る可能性がある場合には、ある程度、飛沫感染等を防ぐことができる不織布(ふしょくふ)製マスクを着用することは一つの防御策と考えられます。
参考:構成労働省 インフルエンザQ&Aより
免疫力を高めインフルエンザに負けずに、年末年始をお過ごしください。