今年も、いよいよ花粉を感じる季節になりました。スギ・ヒノキのアレルギーをお持ちの場合は、5月頃まで花粉症の症状が続きます。すでにマスクの着用やお薬を服用するなどの予防を始めていることと思います。
ただ、様々な対策をしていても『全く花粉を感じない』ということは無く、花粉症をお持ちの方はストレスを感じやすい季節ですよね。そんな時は、アロマの力を使ってつらい症状やストレスを緩和させ、少しでも快適に過ごす対策も加えてみませんか?

*精油の使用は、種類や持病、年齢などにより注意が必要です。直接肌に塗るなどはせず、アロマディフューザーやアロマスプレーを利用して、一度に多くの量を使用するのではなく香りを楽しむ程度にお使いください。

オススメの精油は?

ペパーミント

粘液溶解作用、鼻のうっ血の緩和作用などがあるペパーミントは、鼻水や鼻づまり、のどの痛みなどを緩和してくれます。鼻づまりで眠れない時や集中できない時に役立ちますね。鼻がすっと抜けるようなすっきりとした香りが特徴です。

・ハンカチやティッシュに精油を1滴垂らし、香りを吸い込む
・マグカップなどに注いだお湯の中に1滴垂らして、蒸気と一緒に香りを楽しむ
・マスクの外側にスプレーをする

【使用にあたっての注意】
・ペパーミントは女性ホルモンに大きく作用します。妊娠中や授乳中の方は使用を控えてください。
・血圧上昇作用があるため、高血圧の方も使用を控えてください。
・3歳未満の乳幼児は、咽頭の痙攣を引き起こす可能性があるため使用を控えてください。3歳以上であっても、10分の1程度から始め、多くても2分の1程度に留めてください。また子供の誤飲や皮膚にふれないよう気をつけてください。

ティートリー

抗ウイルス作用や免疫調整作用に優れたティートリーは、花粉の時期に効果を発揮してくれます。また、抗菌・抗真菌作用もあるため、風邪の流行時などにも活躍が期待されます。
青々とした木々を思わせるすっきりとした爽快な香りが特徴的で、リフレッシュしたい時や頭をスッキリさせたい時にもおすすめです。

ラベンダー

フローラルな香りのラベンダーは、リラックス効果が高く、花粉の時期のストレス緩和や快眠に効果的です。鎮静作用を活かして、花粉による目のかゆみが気になる時にも効果が期待できます。

【使用にあたっての注意】
・多量に使用すると血圧降下作用があるため、低血圧の方が使用すると眠気やだるさを引き起こす恐れがあります
・妊娠初期の方は、ラベンダー精油の種類により使用に注意が必要です

アロマスプレーの作り方

アロマスプレーの使い方

・マスクの外側にスプレーすることで、お出かけ時に手軽に花粉症対策をしてくれます。マスクの気になるにおいも解消してくれます。
・枕やシーツにスプレーすることで、就寝時の鼻づまりや快適な睡眠をサポートしてくれます。

リラックスできる時間を作って、この季節と付き合っていきましょう。

参考:くらしとアロマ「花粉症に悩む方必見!アロマの香りで上手に花粉症対策」
大正製薬ナビ「アレルギー性鼻炎・花粉症のケア」