今回は、茨城県水戸市にありますファースト薬局元吉田店に行ってきました。
ファースト薬局元吉田店は、住宅が多いエリアにあり落ちいついた環境にあります。主に内科の処方せんを受けているため、この時期は毎日あわただしく過ぎていきます。細長い薬局の店内には、豊富な医薬品が陳列されています。グループの中でも薬剤の取り揃えが豊富で、他店からも頼られる存在です。
薬局長の中村さんに、薬局での取り組みを聞きました
『話をよく聞く』こと
私たちは患者さんの話をよく聞くことを意識しています。処方内容から読み解くことも大切ですが、 直接話を聞くことで、かかりつけ医に伝え忘れてしまったことや、困っていることがみつかることが多くあるからです。例えば、『昼食後分の飲み忘れが多くたくさん薬が残ってしまっている』、『薬が大きくて飲みづらい』、『 薬が多くてわからなくなってしまう』などです。そういったお困りごとをお聞きすることで、解決策を提示できることが多いので 「話を聞く」というシンプルなことではありますが、とても重要なことであると感じています。必要であれば、かかりつけ医に情報提供することもあります。また、高齢者支援センターへ見回りのお願いをするなどの情報提供をする場合もあります。
在宅医療も積極的に行っています
高齢化社会において、医療を必要としている方はたくさんいますが、その中でも自ら病院に行けない、 また、ご自分で薬の管理ができない、介護でご家族の負担がとても大きいなどの問題もよくお見かけします。私たちは薬局の立場から、手作りのお薬管理ボックスを使って間違いなく薬を服用していただけるような工夫をしたり、 残っている薬や忘れがちな薬の把握、ご家族とのコミュニケーションを通して、医師との情報共有をするなど、 積極的にできることを探して実施しています。また、小児や若い方の在宅医療の経験もあり、よりきめ細やかな提案もでき、スタッフの知識量も豊富です。 安心してご利用いただけるよう、日々勉強しています。
地域へ貢献するために
地域支援を積極的に行うために、「見える事例検討会」という他業種との交流会にも参加しています。自局の事例だけでなく、いろんな事例を知っておくことで、初めての事象や依頼があっても素早く対応することができるようになります。また、いろいろな事業者と繋がりを持つことで、お薬以外にも介護の相談の対応や、その他のお困りごとの解消に繋がるなど、協力して地域医療を支えていけるように努めています。これからも地域の皆様の健康を守れるような存在でありたいと思っています。
薬局に行ってみて・・・
ファースト薬局元吉田店は、この規模でこんなに沢山の医薬品が??と驚く薬局です。それを紐解くカギの1つに、幅広い業務内容があります。外来業務を行いながら在宅医療を行う薬局は珍しくありませんが、内容が特に濃いと感じます。在宅医療と聞くと、高齢で通院が難しい場合お願いするというイメージを持たれるかと思いますが、実際は違って小児や成人の方の在宅医療もあります。よく話を聞くことで解決へ導けるような提案ができるとの話もありましたが、今までの経験が、次の仕事へも活かされていることを感じます。また、コロナ禍以前は、赤ちゃんや小さいお子さん向けのお薬相談会を定期的に行っていました。そういった企画力の強さも元吉田店のすごいところだなと感じています。元吉田店の今後の活躍にも、乞うご期待です!